仮想通貨を取引するには、国内取引所・海外取引所・DEX(分散型取引所)の3種類があります。
仮想通貨の取引所について、こんなお悩みはありませんか。
この記事では、国内取引所・海外取引所・DEXの特徴や注意点を解説します。
国内取引所・海外取引所・DEXとは?
国内取引所とは?
国内取引所とは、日本国内の仮想通貨取引所で、ほとんどが金融庁の登録を受けています。
日本の法律に基づき運営されており、安全性が高いのがメリットです。
✅国内取引所の特徴
- 日本円で直接入金・出金が可能(銀行振込・コンビニ入金・クレジットカードなど)
- 金融庁の規制を受けており、セキュリティが強固
- 日本語対応のカスタマーサポートが充実
- 取引手数料がやや高め
- 取扱銘柄が少ない(厳しい審査を通った銘柄のみ)
国内取引所は、日本円での仮想通貨が購入可能です。
セキュリティも万全なところがほとんどで、日本語対応なのでサポート面でも安心です。
ただし、海外取引所と比べると、手数料がやや高めです。
取扱銘柄は海外取引所と比べると少ないため、マイナーなアルトコインへの投資は難しいです。
🔹 国内取引所の代表例
- bitFlyer
- Coincheck
- GMOコイン
- bitbank
海外取引所とは?
海外取引所とは、日本以外の国で運営されている仮想通貨取引所のことです。
取扱銘柄の多さや手数料の安さが魅力ですが、日本人向けの規制もあるため注意が必要です。
✅海外取引所の特徴
- 取扱銘柄が豊富(数百種類以上の仮想通貨を扱う取引所も)
- 取引手数料が安い
- レバレッジ取引や先物取引が充実
- 日本円での直接入金ができない(USDTやBTCなどを送金する必要がある)
- 日本語サポートがない、または不十分なことが多い
- 規制リスクがある(日本居住者が利用制限される可能性)
取扱銘柄が豊富なので、マイナーなアルトコインを購入したい方におすすめです。
日本円の直接入金はできないので、送金の手間がかかります。
運営国の法律に基づくために緩い規制の場合もあり、安全性には少し注意が必要です。
🔹 海外取引所の代表例
- Binance
- Bybit
- OKX
- Kraken
DEX(分散型取引所)とは?
DEX(Decentralized Exchange)とは、中央管理者を持たず、ブロックチェーン上でユーザー同士が直接取引できる取引所です。

無人で自由に利用できる両替所のようなイメージです。
✅ DEXの特徴
- 中央管理者がいないため、本人確認(KYC)が不要
- ウォレットを接続するだけで取引可能
- 流動性プールを利用した取引(AMM方式)が一般的
- ガス代(取引手数料)がかかる
- 詐欺トークンやハッキングのリスクがある
- 初心者にはやや使いづらい
🔹 DEXの代表例
- Uniswap(Ethereumベース)
- PancakeSwap(BNB Chainベース)
- SushiSwap

Uniswap(ユニスワップ)とPancakeSwap(パンケーキスワップ)が有名です。
国内取引所・海外取引所・DEXの違いを比較
違いを一覧表で比較
項目 | 国内取引所 | 海外取引所 | DEX |
---|---|---|---|
安全性 | 高い(金融庁の規制)◎ | 取引所による | スマートコントラクトのリスクあり🔺 |
取扱銘柄 | 少なめ🔺 | 豊富◎ | 豊富(流動性次第)◎ |
手数料 | やや高め🔺 | 安い◎ | 取引ごとにガス代が必要 |
使いやすさ | 初心者向け | 中級者以上向け | 上級者向け |
日本円入金 | 可能◎ | 不可🔺 | 不可🔺 |
どんな人におすすめ?
- 国内取引所 → 初心者向け、安全に取引したい人
- 海外取引所 → 取扱銘柄を増やしたい人、手数料を抑えたい人
- DEX → 分散型金融(DeFi)に興味がある人、プライバシーを重視する人
初心者の方であれば、まずは国内取引所で取引に慣れることをおすすめします。
慣れてきたら海外取引所も併用し、目的に応じて使い分けるといいですね。
いろんな取引所を併用することがリスク分散にもなります。

DEXの場合、資産をウォレットで管理する必要があるため、中上級者向きと言えます。
取引所の注意点
国内取引所の注意点
取扱銘柄が少ないため、自分の購入したい銘柄がない可能性があります。
また海外取引所と比べると、手数料が比較的高めに設定されているので、販売所ではなく取引所で売買するようにしましょう。
海外取引所の注意点
海外取引所の安全性は不十分なところもあります。セキュリティ対策がされているかをよく確かめてから取引をしましょう。
また、日本居住者の規制がある取引所もあるので最新情報を確認しましょう。
海外取引所での利益も国内同様に課税の対象となりますので、注意が必要です。
DEXの注意点
DEXは中央管理者がいないため、ウォレット管理が必須となります。
資産を失う恐れがあるので、秘密鍵の管理をきちんと行いましょう。
詐欺リスクにも注意が必要です。怪しいトークンやスキャムプロジェクトに安易に参加せず、情報をよく精査しましょう。
まとめ:どの取引所を選ぶべき?
✅ 初心者なら国内取引所からスタート(安全で使いやすい)
✅ 取引に慣れてきたら海外取引所を併用(取扱銘柄が豊富・手数料が安い)
✅ DeFiや分散型取引に興味があるならDEXも検討(自己責任で運用)
✅ 用途に応じて、複数の取引所を使い分けるのがベスト!
以上、国内取引所・海外取引所・DEXの違いについて解説しました。それぞれの特徴を理解し、自分に合った取引所を選びましょう!
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