
「ビットコインとイーサリアム、どっちを買うべき?」
ビットコイン(BTC)とイーサ(ETH)はどちらも人気が高く、投資家にとって魅力的な選択肢ですが、それぞれ特徴が全く異なります。
結論として、それぞれの仮想通貨がどんな人におすすめかは次の通りです。
ビットコイン(BTC):安定した成長を重視する人
イーサ(ETH):ブロックチェーンテクノロジーの発展を予想する人
- ビットコインとイーサリアムの基本情報
- ビットコインとイーサリアムの主な違い
- ビットコインとイーサリアムに投資する理由
- 長期保有ならどっちを買うべきか
ビットコインとイーサリアムの基本情報

項目 | ビットコイン(BTC) | イーサ(ETH) |
---|---|---|
発行年 | 2009年 | 2015年 |
開発者 | サトシ・ナカモト(匿名) | ヴィタリック・ブテリン |
主な目的 | デジタルゴールド(価値の保存) | 分散型アプリの基盤(スマートコントラクト) |
発行上限 | 2,100万枚 | 上限なし(バーン機能あり) |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work(PoW) | Proof of Stake(PoS) |
時価総額(2025年4月時点) | 約1.6兆ドル | 約4,000億ドル |
ビットコインとは、世界中で最も広く認知された仮想通貨で、長期的な価値保存手段として投資家に人気があります。
イーサリアムはビットコインとは異なり、分散型アプリ(DeFiやNFTなど)の中心的なプラットフォームとして注目されています。
このイーサリアムによって、ユーザーがデータを分散管理する技術である「ブロックチェーン」を応用してアプリを開発できるようになりました。

正しくは、「イーサリアム」はプラットフォームの名前で、通貨自体は「イーサ(ETH)」です。
ビットコインとイーサリアムの主な違い
ビットコインとイーサリアムの最も大きな違いは、役割の違いです。
ビットコインは「価値保存」が役割であるのに対し、イーサリアムは分散型アプリのプラットフォームとしての役割があります。
イーサリアムには「スマートコントラクト」と呼ばれる、自動で取引を実行する仕組みがプログラムに組み込まれています。

この「スマートコントラクト」の仕組みはBTCにはありません。
このスマートコントラクトによって、ブロックチェーン上で仮想通貨関連のアプリが実行できるようになりました。
仮想通貨関連のアプリには、DeFiやブロックチェーンゲーム、NFT、メタバースなど、WEB3と呼ばれる様々なサービスがあります。
今後、WEB3サービスが発展すれば、イーサリアム(ETH)の価値が高まっていくと予想されています。
ビットコインに投資する理由
長期的に資産を保有するスタイルの場合、ビットコインはその安定性と希少価値から非常に魅力的です。
価格変動は、仮想通貨の中では比較的穏やかで、重要な経済ニュースや政策変更に基づく予測が立てやすく、戦略的なトレードに向いています。
また、供給量が2,100万枚と固定されているため、インフレによる価値の目減りを防ぐことができます。

ビットコインが「価値保存」を実現できると言われる大きな理由は、発行上限が決まっていることですね。
さらに、時価総額の高さも銀に匹敵するほどで、世界中での認知度が高く、安全資産として評価されています。
<2025年4月の時価総額ランキング>

2025年4月の時価総額では、イーサの4,000億ドルに対し、ビットコインは1.6兆ドルと、ビットコインとイーサの間にはかなり大きな差があります。
安定的な成長を求める人は、ビットコインを保有することをおすすめします。
イーサに投資する理由
イーサは、分散型アプリ(DeFi・NFT・メタバース・ブロックチェーンゲームなど)が発展すると、将来的には大きく上昇する可能性があります。
より多くの人がイーサリアムの分散型アプリを使うようになれば、ETHが必要となるのでETHの価格が高騰することが予想されます。
テクノロジーの進化とともに成長する伸びしろが大きいのがイーサの魅力です。
WEB3の将来の発展を予想する人はイーサを保有することがおすすめです。
長期保有ならどっちを買うべき?
長期保有にあたって、リスク管理を重視するなら、ビットコインとイーサリアムの併用がおすすめです。
ビットコインで安定性を確保し、イーサリアムで成長性を追求することで、市場の変動に強いバランスの取れたポートフォリオを構築できます。
どちらかに絞って投資を行った場合、片方に急激な価格下落が生じ、資産を失うことも考えられます。

投資の基本は、長期・分散・積立とも言われていますよね。
できるだけリスクを減らしたい場合、ビットコインとイーサリアムの両方を保有することをおすすめします。
まとめ:結局どっちが良いの?最終的な判断基準
・安定成長ならビットコイン、成長性重視ならイーサリアム
・分散投資がリスク管理に最適
自分の投資スタイルと目的に合わせて賢く選ぶことが成功のカギとなります。
それぞれの銘柄の特徴や、最新の仮想通貨市場の動向をよくチェックして判断することが大切ですね。
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