【＄TRUMP】トランプコインとは？特徴・将来性・詐欺リスクを解説！

トランプコインは、元アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏が公式トークンとして発表したミームコインです。

この記事では、最近話題になっている「トランプコイン」の特徴や将来性、詐欺リスクについて詳しく解説解説していきます。

トランプコインとは？

名称	Trump Coin（$TRUMP）
発行日	2025年1月17日
発行者	ドナルド・トランプ氏 （企業：CIC Digital LLC / Fight Fight Fight LLC）
ブロックチェーン	ソラナ（SOL）
総供給量	10億枚
初期配布	80%をトランプ関連企業が保有、20%がICOで販売
利用目的	トランプ公認トークンとして販売（NFTグッズなどにも連携）

$TRUMPは、ドナルド・トランプ氏が2025年1月に再選を果たし、１月１８日に大統領に就任するタイミングで、公式Xにて発表されました。

当初は詐欺の可能性があると警戒されていましたが、海外取引所でも上場されてからは暴騰し、取引が過熱しました。

初期価格は約0.18ドルでスタートし、最高値は約16ドル（90倍）まで高騰しました。初期のトレーダーは100億円以上の含み益を得たとも言われています。

トランプコインの特徴

＄TRUMPには、いくつかの特徴があります。

ドナルド・トランプ大統領が公式に関与

$TRUMPは、2025年1月にトランプ氏自身が関与して発行した初の公式ミームコインです。

政治家が直接関与する暗号資産として、他のミームコインとは一線を画しています。

現在では、大統領としての立場と個人的な利益追求が重なる可能性や、大量保有による価格操作の懸念なども問題点が指摘されています。

米国議会では「MEME法」が提案され、大統領やその家族による金融資産の発行や推奨を禁止する動きが進められています。

トランプ氏関連のオンラインストアで商品購入が可能

＄TRUMPは、当初は単なるミームコインとして、投機対象の扱いでしたが、現在ではトランプ氏関連のオンラインストアで商品購入に使用可能となっています。

オンラインストアでは以下のような物が購入できます。

総供給量の80％をトランプ関連企業が保有

＄TRUMPは供給量の上限が10億枚と決まっていますが、そのうち80％はトランプ氏に関連する企業であるCIC Digital LLCとFight Fight Fight LLCがトークンの大部分を保有しています。

これらのトークンは３年間のロック期間後、24ヵ月以内に段階的に市場に放出される計画となっています。

このように保有が集中していることにより、市場操作の可能性や利益相反の懸念を引き起こしています。

また、トランプ氏が大統領として仮想通貨規制に関与する立場にあることから、倫理的な問題が提起されています。

政治的な意味合いを持つトークン

$TRUMPは「ミームコイン」というインターネット文化と、「政治的ブランド」を融合させた存在です。

Z世代やWeb3世代の有権者層へのアピールとしても機能しており、政治キャンペーンの一環として見なされている側面もあります。

トランプ支持者の間で広がりを見せており、彼の理念や政策を支持する人々の間で使用されています。単なる投資目的だけでなく、政治的なアイデンティティの表現手段としても活用されています。

$TRUMP保有者には、トランプ氏とのディナー招待など特典もあり、単なる投資目的だけでなく政治的な影響力の象徴ともなっています。

$TRUMP ディナーにトランプ大統領マジでｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!! めっちゃ近い😇 pic.twitter.com/2ZwLYucApL

— くりぷとべあー🍻 (@cryptoo_bear) May 22, 2025

トランプコインの購入方法

＄TRUMPは、海外取引所やDEX（分散型取引所)で購入することができます。国内取引所では取り扱っていないので注意が必要です。

また、様々なトランプ氏関連の非公式ミームコインが発行されているので、間違って購入してしまうことをふせぐためにも、DEXではなく取引所での購入をおすすめします。

トランプコインの価格推移と今後の見通し

＄TRUMPは発行されてから2025年５月まで次のように推移しています。

＄TRUMPの価格は、政治的なイベントや仮想通貨市場全体の動向に影響を受けやすいです。

例えば、2025年4月24日にトランプ氏とのプライベートな晩餐会の計画が発表されると、価格は9.30ドルから14.20ドルへと約52％急騰しました。

今後どのように推移するかを見極めるにあたって、政治的なイベントや市場動向に注目しましょう。

トランプコインの詐欺リスクと注意点

＄TRUMPは偽物のコインが出回っているので注意が必要です。

トークン名	説明・特徴	問題点・注意点
$DJT	トランプ氏が関与しているとの噂で注目された 公式の裏付けはなし	正体不明のまま価格が高騰・暴落。 90％以上下落し、多くの投資家が損失。 詐欺確定とは言えないが、開発者や運営の実態が不透明。
$WOT	Redditなどで確認された詐欺的トークン	一度購入すると売却不可。 資金ロック被害が多数発生。
$MELANIA	トランプ夫人の名を冠したコイン 公式な関与なし	一部で価格操作が疑われ、短期間で大暴落。
$RTR	「本物のトランプコイン」と主張する 公式発表なし	初期保持者による売り抜けで急落。 一般投資家が高値掴みで損失。
$USA Coin	トランプ氏の息子エリックが関与との噂 （本人は否定）	偽情報による価格上昇と急落。投資家の混乱を招いた。
TRB	「トランプバックス」や「TRBカード」を販売する詐欺的プロジェクト	実在しない金融特典を騙って高額販売。 FTC（米国連邦取引委員会）が警告。
$MAGA	「$MAGA」と名乗るトークンは複数存在	公式トークンとの見分けが困難。類似名の詐欺トークンが多発。

特に、「$WOT」と「TRB」については極めて悪質なトークンだとされています。詳細は以下のとおりです。

トークン名	状況・根拠
$WOT （World of Trump）	多くのユーザーから「売却できない」「資金がロックされる」といった報告が寄せられ、詐欺トークンとして海外掲示板やSNSで警告された。 DeFi詐欺の典型的な手口「ラグプル」や「ハニーポット（買えるが売れない）」に該当する可能性が高い。
TRB （Trump Rebate Banking）	「トランプバックス（TRB）」や「TRBカード」など、トランプ氏の承認を装って偽商品を販売。 アメリカ連邦取引委員会（FTC）も詐欺として公式に警告を発表しており、法的にも詐欺と認定。

まとめ

トランプコインは、政治的な要素を持つ仮想通貨であり、投資を検討する際には慎重に判断することが求められます。

価格の変動要因や詐欺リスクを理解し、正しい情報をもとに行動することが重要です。今後も市場動向やプロジェクトの発展に注目しながら、慎重に投資を検討しましょう。